ふるさと納税で利尻町の返礼品のうにが、業務を請け負っていた業者が産地偽装(利尻産と謳ってたのにロシア産)をしており返金、という事態が発生しました。
ちょうど?僕も去年にこのうにを申し込んでいたので、ふるさと納税のリスクとして紹介させてもらいます。
そうだ うに、食べよう。
以前に北海道に行った時にうにを食べ、すっごく美味しかった事が忘れられず
「そうだ、うにを食べよう」と思ってふるさと納税でうにを選んだのが今回の始まりです
終わりのはじまり
そもそもは2021年末ぐらいに届く予定だったこのうにですが、予想以上の人気のため在庫不足で予定通り送れなくなってしまったとメールが来ました。
上限数決めておきなよ、と思いましたが現実問題厳しいでしょうし、ここは飲み込みました。
(※赤潮被害もニュースになってましたが、触れてなかったのでこれは関係あったのかわかりません)
対応は以下
返礼品の遅配に対する選択
- 「ムラサキウニ」を「バフンウニ」へ変更
(ムラサキウニだけが足りなかったのかな?) - 待つ
(詫びオーブ冷凍ウニパックを追加するので半年ぐらいお待ちあれ) - 代替品を選択
(申し込んだ金額内で、同自治体の別の返礼品を選択)
1はそもそも両方食べ比べたかったので無し、3もぱっと欲しい返礼品が無かったので2を選びました。おまけも付きますしね。
悪徳の業者
そして2022年6月、本返礼品で利尻町が利用している業者のうちの一つが産地偽装していた!という事態が発覚しました。
利尻ウニにロシア産混ぜる ふるさと納税返礼品で偽装
北海道利尻町は10日、ふるさと納税の返礼品を取り扱うカネマス上田商店(北海道厚岸町)が、ロシア産を混ぜた冷凍ウニを、利尻島産と偽って表示していたと明らかにした。
引用元:日本経済新聞
発覚前に返礼品を受け取った方からは「にがい」「色が汚い」という声があがっており、産地偽装だけでなく管理も問題なのでは?という意見もありました。

この問題に対して、利尻町からは以下のような対応を選択してほしいと連絡がありました。
偽装問題に対する選択
- 代替品を選択
→ 代品A:塩水生バフンウニ
→ 代品B:塩水生ムラサキウニ - 返金
至って問題ない対応だと思いますが、バフンウニの場合は時価の問題で量が減っているのと、とムラサキのセットだったのが片方だけになっているのがひっかかったので返金対応を選びました。
そして返金へ
2で返金されると返礼品率100%!と淡い期待を懐きつつ、無いなと思い税務署に確認すると
- 確定申告しているなら修正申告(当然ですね)
- 確定申告してない(年末調整のみ)なら各自治体(自分の地域の役所)の管轄
面倒になってきたので代替品にしようかと迷いましたが、去年IDECO分の計算を忘れて限度額以上に購入してたので、ちょうどいいやと返金処理を続行
ということで、僕は2の方なのでお役所に電話しました。
導かない者たち
自分のところのお役所に確認したところ、お相手の自治体の対応次第との事で、見事ループに入りました!
でもお相手が寄付の取り消し処理をするかがわからないと対応できない、と言われるともっともだなと思いました。
幻の納税
再度、利尻町に問い合わせたところ、今度は回答があり
返金しますが、お客様の自治体に対して処理することはない、なのでこの対応をもって
次のどちらかの処理をしてくださいとのことでした
- 今年度の雑所得とする
- 返金という結果を元に自分の自治体に問い合わせる
2については、自治体を通して返金手続きされないのに自治体でどう処理しろっていうのか。。。
どうしようもないのは目にみえているので1の雑所得にするかと思いました。
といっても、雑所得は年間20万円以下なら税金をとられることもないので何もしないだけです。
年間20万円以上の収入があれば、去年の多く寄付しすぎた分を減らすためにダメ元でもう少しがんばってたと思います。
まとめ
経緯を長々と記載しましたが、利尻町自体は被害者(業者の任命責任?はあるかもしれませんが)で、全額返金対応もありと誠実な対応(たらい回し除く)をとってくれたと思ってます。
今回は単純に珍しい事態に遭遇したとの思いで経緯を記載させてもらいました。
基本的には自治体が相手なので倒産終了!みたいな事態は発生しない為、金銭的に損をするということはまず無いのでご安心を!
(今回も金銭的にはむしろ得してます)